2009年08月30日

まえがき

 平和を愛する地球村の市民の皆様!

 今ここに、実に歴史的にして摂理的な天の特別メッセージの一端をご紹介いたします。かつて、十六歳の青年の身でありながら、天命を受けて人類救援の道に第一歩を踏み出された文鮮明先生が、九十年の生涯にわたって、世界の人類の前に宣布し、教育してこられた天のメッセージです。

 先生が下さったその教えは、既に千冊を超える各種のみ言集として出版されています。本書にはそのうち、『天聖経』の「真の家庭編」と「地上生活と霊界編」の一部が収録されています。

 本書の内容は、過去数十年間、先生が説破してこられた数多くの教えの中から「創造本然の愛」、すなわち「真の愛を中心とする真なる男女間の愛」、「真の家庭の基準」、「真なる人生の価値」、そして「有形・無形世界の存在と霊界における人間の生」等のみ言をまとめたものです。

 時期的には1950年代から始まり、数十年間にわたって同一のテーマで語られた内容を集めたものなので、読者の皆様からすれば、多少、言葉が重複しているような印象を受けるかもしれません。しかし、その時々の時代的背景や与件などを考えながら、み言の真髄を深く吟味して読んでいただければ、言葉の一端からも意味の奥義や妙味があふれる、深奥な真理であることを悟られることでしょう。あたかも我々が毎年迎える春が、同じ春ではないのと同じです。それはまさしく、一人間の頭脳から出た言葉ではなく、天の真理が、先生の口を通して宣布されているからでありましょう。

 暗闇しか見えない人類の将来を明るく照らさんがために、本書の発行を特別に勧めてくださった文鮮明先生の大いなる恵みに感謝し、その恩を無にすることのないように願うものです。本書は、文鮮明先生が「人類の真の父母」として天から印を受け、父母の愛をもって全人類に贈ってくださったものです。読者の皆様は最後まで精読し、今後の人生の指標としてください。更なる内容を知りたい方々は、『平和神経』や『天聖経』、『文鮮明先生御言選集』等をお求めになり、研究することによって、より多くの偉大な真理を悟ることができるでしょう。

 皆様と皆様の御家庭、皆様の国家の上に、天の恵みが満ちあふれんことをお祈り申し上げます。
                   
                           編集者
posted by tokkuns at 15:29| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

天国を開く門 真の家庭 目次

第一章 家庭は天国の中心モデル

 第一節 家庭はすべての存在の中心モデル
 第二節 家庭は宇宙の愛に接することができる愛の教材
 第三節 愛の王国に入籍するための愛の訓練場
 第四節 家庭は天国のモデル教科書
 第五節 家庭は三時代の愛が結集した核心体
 第六節 家庭は心情的な訓練場所
 第七節 人間の永遠の本郷は家庭
 第八節 家庭は天宙主義を完結させる最終基準


第二章 愛を中心とした人生行路

 第一節 人間はなぜ生まれたのか
 第二節 愛を中心とした創造本然の人生
 第三節 人間の永遠なる生命の要素は愛
 第四節 神様の愛はどのようなものか
 第五節 愛と喜びの相続のための神様の祝福
 第六節 愛の中心を求めていく人生行路
 第七節 三時代を行く人生路程
 第八節 地上生活は霊界の拍子に合わせるための訓練場所


第三章 創造本然の男女の愛

 第一節 創造本然の男女の愛
 第二節 男性と女性が生まれた理由
 第三節 男性と女性は互いに絶対的に必要な存在
 第四節 愛は相対から来るもの
 第五節 異性間で愛の調和を成せば
 第六節 真の愛に酔った本然の人間
 第七節 愛は極めて自然なところで成される


第四章 人生路程

 第一節 人が願う目的
 第二節 生まれた理由
 第三節 瞬間(一日)と一生の関係
 第四節 胎中期間と三段階秩序
 第五節 我々の人生の道
 第六節 我々が訪ねるべき本郷
 第七節 人生最高の行くべき道
 第八節 出生の基準と生涯の基準


第五章 有形実体世界と無形実体世界

 第一節 人生路程についての祈祷文
 第二節 死に対する理解
 第三節 三段階の人生行路
 第四節 霊界、肉界の中心
 第五節 明らかに実存する霊界
 第六節 霊界の創造
posted by tokkuns at 16:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月11日

1(1−1)

   第一章 家庭は天国の中心モデル
   第一節 家庭はすべての存在の中心モデル

 人は、空間という世界に立つとき、必ずといっていいほど、上下が必要であり、左右が必要であり、前後が必要です。それでこそ、己の存在位置が確定するのです。皆さんが上下をどのように正しく備えているか、左右や前後をどのように正しく備えているかによって、様々な人間模様になるのです。

 皆さんの上下・左右・前後の関係も、家庭や国や世界の問題を扱うことも、公式は一つです。
 個人を中心として上下、左右、前後があるように、家庭においても親子、夫婦、兄弟姉妹がいなければなりません。

 それは国においても同様です。国の主人を中心とし、すべての家庭が、東西の文明、南北の文明を抱き、世界万民を兄弟姉妹のように抱いて、結局一つの家庭モデルを実現するのです。

 モデルは同じです。そして自分自身がそのモデルの中心です。自分があるという前提のもとに、自分の家庭があり、国、世界、天地、神様にまで至れる、というのと同じ道理です。皆さんは、宇宙の中心になりたいと思うだけではなく、そのようになることができるのです。

 このように、家庭の概念とは、宇宙における核のようなものです。天を父母と見れば、地は子女です。東と西を見るならば、東は男性を象徴し、西は女性を象徴します。女性は結婚すると夫の位置に準じますが、それは、西が、太陽の光を受けて光り輝く時、東と同じ位置をもつようになるのと同じです。

 兄弟関係も同じです。長子である兄を中心として行動するとき、弟たちが協力するようになるのです。ですから人間は、親子の関係がなければならず、夫婦の関係、そして兄弟の関係がなければなりません。すなわち、この三つの関係が一点で結ばれなければならないのです。その中心点は一つです。上下、左右、前後の中心が異なってはならないのです。

 この中心点が異なれば、上下、左右、前後関係の均衡がみな崩れるのです。ですから結局、上・下・左・右・前・後、そして一つの中心点まで合わせると、全部で七数になります。このように七数になるというのは、正に神様を中心として、完全な真の愛で一つになり、すべてが完全に球形となって、調和と統一を実現する家庭になるという意味です。私たちがよく「ラッキーセブン」と言うのも、このような観点において一理あるのです。

 真の愛が永遠に変わらぬ限り、この中心核も変わらずに永遠に回るようになり、真の家庭の理想が実現するようになります。また、すべてが核において連結されるので、この中心核から一・二・三・四・五・六・七、すべてが同等の価値をもちます。おじいさんが願えば、孫が反対せず、息子や娘もそれを願い、三代がみな共に願うようになるのです。おじいさん、おばあさん、夫婦、息子、娘、すべてが中心に合わせるようになります。

 この愛を中心として見るときに、親子関係が一つなので「一体」と言えますし、夫婦関係も「一体」と言えますし、兄弟関係も「一体」と言えます。一つの体です。何を中心としてこのような関係を「一体」と言えるのかというならば、愛の中心である神様の真の愛を中心として言えるのです。真の愛を中心として、父母と子女が一つになり、夫婦も一体となり、兄弟姉妹においても同様です。そうなることによって、すべての価値が同等になるのです。
posted by tokkuns at 06:46| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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